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投稿日: 更新日: 代表弁護士 中川 浩秀

息子や娘が逮捕されたら?身内が逮捕された場合の対処法とは!逮捕後の流れを解説

刑事事件の弁護士相談

刑事事件では「一日の依頼の遅れ」が、大きな結果の違いを生みます。

  • ご家族が逮捕されてしまった方
  • ご本人で逮捕されそうな方
  • 警察や検察から呼び出しを受けている方

など

依頼者様の権利を守るために、全力でサポートいたします。

東京スタートアップ法律事務所までまずはお電話、メールでお問合せ下さい。

ある日、突然、ご自身の息子様や娘様が逮捕されてしまった場合には、

「このままだと、自分の息子が犯罪者になってしまうの?」
「身内が逮捕されたが、自分は何をしてあげればよいのか分からない…」

というように、どうして良いのかわからなくて頭が混乱してしまう人が多いと思います。

実際に、急に息子様などの家族が逮捕されてしまった場合、動揺して何も出来ない状態に陥ることもあるでしょう。

しかしながら、家族が逮捕された場合には、一刻も早く身柄を解放し、ひいては不起訴処分や無罪判決を勝ち取るために行動する必要があります。

今回は、身内が逮捕されてしまった時の流れや、逮捕後に行うべきことについて解説します。

身内が逮捕された後の流れ

逮捕されると、身内はどうなってしまうのか。まずは逮捕された後の流れを解説します。

①逮捕される

逮捕には、暴行や傷害など事件現場で逮捕される「現行犯逮捕」と、後日家や職場等に警察官がやってきて逮捕される「後日逮捕」の2種類があります。

もし身内を逮捕しに警察官が家に来ても、身内を逃がしたり警察官を追い返そうとしたりせず、落ち着いて対応しましょう。

虚偽の供述をしてしまうと、当初捜査に協力的ではなかったとして、後に裁判になった際に不利に働く可能性があります。

②警察の取調べを受ける(最大48時間)

逮捕された後は警察署に連行され、取調べを受けます。

取調べの時間以外は、警察の留置場で過ごすことになります。

逮捕されている間は、家族であっても本人と面会できません。警察は逮捕後48時間以内には検察官に身柄を送検します。

しかし、弁護士であれば逮捕中留置場にいる間も、面会することができます。

弁護士が面会できる理由は、不起訴処分獲得のため、被疑者の犯罪の事実を明らかにするためですが、もちろん家族からの伝言などを逮捕された被疑者本人に伝えることも可能です。

③検察による勾留請求を受ける(最大24時間)

事件の送検を受けた検察は、被疑者の身柄拘束をさらに続けるかどうか24時間以内に判断します。

拘束を続けると判断された場合、送検を受けた検察官は勾留請求を行い、検察官からの勾留請求を受けた裁判官が勾留決定を出すことで、被疑者の勾留が決まります。

勾留が不要と判断された場合、被疑者は釈放されます。

このため、勾留請求を受けなければ拘束時間が最大でも72時間で済みます。

少しでも早く釈放されるために家族ができることとしては、弁護士に相談して本人と面会(接見)をしてもらい、勾留阻止のための活動や示談活動を行ってもらうことが肝要です。

④勾留(10日間〜20日間)

勾留期間は原則として10日間ですが、検察官の請求によりさらに10日間延長される可能性があります。

検察官は勾留期間が終わるまでに起訴か不起訴かを判断します。

この判断をするのに10日間では不十分と判断された場合、勾留延長の請求を行うのです。

逮捕・勾留を経た結果不起訴処分となった場合は、逮捕・勾留期間合わせて最大23日間の身体拘束に服し、その後釈放されます。不起訴となれば、刑罰はなく、前科はつきません。

ただ、起訴された場合はさらに勾留が続きます。

⑤起訴・刑事裁判(起訴後約50日)

一度起訴されてしまった場合、保釈が認められない限り、判決が出るまでは身柄を拘束され続けます

起訴された後の有罪率は99%以上と言われているため、なるべく起訴を避けるべく、家族が逮捕されてからすぐに弁護士に依頼するのが一般的です。

身内が逮捕されることによる影響

身内が逮捕されると、本人だけでなくその周囲にも様々な影響が起こることを確認しておきましょう。

学校や職場を退学・解雇される可能性がある

逮捕されると、最終的に不起訴処分になるとしても、最大23日間身柄を拘束される可能性があります。

このため、息子様などのご家族が通常通り学校や職場に行くことは不可能です。

単純に勉学や仕事に支障が出るだけでなく、逮捕されたことを学校や職場に知られる可能性があります。

厳格な学校や会社であれば、逮捕されたということだけで退学処分・懲戒解雇になる場合もあります

起訴されてしまった場合、さらに事態は深刻です。「前科」がつくことで、より懲戒解雇される可能性も高まり、再就職も難しくなります。

弁護士や国家公務員など、禁固刑以上の前科があるとその職業に就くことができないものも存在します。

家族全体で風評被害を受ける可能性がある

逮捕されたことが周囲に広がると、逮捕された本人だけでなくその家族までも風評被害に晒されることになります

特に、逮捕された事実が実名報道されると、近隣住民に一気に噂が広がり、引越しを余儀なくされる場合もあります。

身内が逮捕されたらやるべきこと

では、息子様など自分の大事な家族が逮捕されてしまった時、とるべき対応はどのようなものなのでしょうか。

事実確認を行う

「家族が逮捕された」という連絡を受けたら、まずは冷静に事実確認を行いましょう

逮捕と言っても、その種類や刑罰の重みは様々です。強盗、殺人などの重い犯罪なのか、罪の種類を確認しましょう。

早急に弁護士に連絡をし、勾留を阻止するために動く必要があるでしょう。弁護士であれば、24時間いつでも逮捕中の本人との面会が可能です。

すぐに本人と接見を行い、勾留を阻止して身柄解放のために動いてくれる弁護士を選任しましょう。

この段階で身柄の解放が認められなければ、その後20日以上の長期の身体拘束に服する可能性が高くなります。

学校や職場に連絡する

息子様などのご家族が逮捕された場合、勾留が請求されなかったとしても最大で72時間身柄を拘束されます。

この間は、逮捕された家族は外部と連絡を取ることはできません。

家族の代わりに、学校や職場に欠席の連絡を入れてあげましょう

この時、逮捕の事実を伝えるかどうかは迷うところですが、正直に伝えるのが賢明です。
置かれている立場や状況によっても異なるので、その点のご判断はお任せしますが、弁護士と相談して決めても良いでしょう。

とはいえ、罪の中身まで適切に説明する必要はありません。

逮捕理由に関しては明言化せず、「まだ真偽がわからないのですが」と一言添えて伝えるようにしましょう。

実際、逮捕された時点では、「被疑事実がある」というだけで本当に犯罪行為に及んでしまったかどうかはわかりません。

このことは、刑事裁判を経て初めて確定されるのです。

弁護士に相談する

息子様など自分の身内が逮捕された際、家族としてはなるべく早く釈放してあげて欲しいと思うのは当然です。

しかし、被疑者の家族がいくら警察や検察に働きかけたところで、不起訴処分になったり罪が軽くなったりする訳ではありません

罪を軽くするためには、早め早めの段階で弁護士に依頼することが大切です。

逮捕後勾留が決まるまでは家族も面会することができませんが、弁護士であれば面会が可能なため、弁護士を通じて意思疎通を図ることもできます。

面会や差し入れを行う

逮捕後、もし勾留が決定された場合は、そのタイミングでは、家族の面会が可能です

逮捕された方は非常に大きな不安を抱えている状態であるため、なるべく面会や差し入れを行って精神面から支えてあげることが大切です。

ただし、弁護士以外の面会(接見)は、平日の昼間に限られるので注意が必要です。

弁護士であれば、365日、24時間いつでも本人との接見を行うことができます。

まとめ

息子様など、自分の大切な家族が逮捕されたときは、冷静に対応することが大切です

一度逮捕されてしまうと、不起訴処分の場合でも3日〜23日、起訴処分になった場合はさらに長期間身柄を拘束されてしまいます。家族が逮捕された時は、逮捕された本人も混乱しています。

家族も気を落ち着けて冷静にいられるようにしましょう。

また、具体的には、まずは勾留を阻止することによって本人の身柄を解放し、日常生活に戻してあげたうえで、今度は不起訴処分や起訴されたとしても受ける刑罰を少しでも軽くするために、弁護士に依頼するのがおすすめです

前科がついてしまうと職場を解雇され、再就職が困難になることもあるため、釈放後のサポートも重要です。

代表弁護士中川 浩秀 東京弁護士会
2010年司法試験合格。2011年弁護士登録。弁護士法人東京スタートアップ法律事務所の代表弁護士。同事務所の理念である「Update Japan」を実現するため、日々ベンチャー・スタートアップ法務に取り組んでいる。